妖精話2



「鬼(←エリー)のやつさぁ、昨日飲んだくれて
帰ってきたじゃん?」

「……もンのすごいひどかったよね。」

「てかあの人さ、年いくつよ?」

「もッ、この際あまり考えるな、C。」

「ホ〜ント、言いたい放題言ってくれたね〜、
ゆうべはさ〜…。」



帰ってきた時点ですでに
祝福のワイン(←…だっけ?)3本空けてたとか。
(※注:以下のエリーの発言はすでにかなりデキあがった状態の時のものです。実際のゲームの彼女とは著しく異なります。)

「ご主人、もう体力回復しきったでしょ〜?」

「飲みすぎですよ〜。」

主人の前では『鬼』よばわりしない、
世渡り上手な妖精ズ。

「あぁんもううっさいなー。賃金なら払わないわよ〜。」

「…それだけは切実にカンベンしてください。」

「だーーー。おらそれもよこせー、うぃ〜。」

ワインひったくる。これで4本め。

「あぁぁ、材料用のワインがぁ…。」

ごっごっご、ぷはぁ。

「…あの、ご主人今日はもう寝た方が……。

(つーかもッいっそ永眠してくれぇーッ!)。」

「文句あんのー?給料減らすぞゴルァ。」

「…これ以上は減りようがありません。」

黒から始めた彼らは常に激安賃金(20G)です。

「アイゼルさんあたりが来たらナニ言われるかわかりませんよ〜
?」

「あんたらテキトーにあしらっといてよぉ〜♪」

「……(呼んできちゃおうかなもう)。」

「…あぁでもデコッぱち(爆)が来たらさすがに
マズいかも〜。私いちお天然で通ってるしぃ。」

「(そのキャラ実は計算なのかッ!?)。」

「(恐ろしいお人だ……)。」

「じゃッ、今日のところはおとなしく寝ててやるから〜、
あとのことはよろしく頼んだわよぉ〜?」

「(一同)ハ〜イ。」

「…あ、そうそう、文句ばっか言ってないで

ちゃんと体動かしなさいね〜?」

「…は〜ぃ。」

「……ったく、言うことだけは言って使えないんだから。
何のために安く雇い入れたかわかんないわよ、
ブツブツ…。」

「……。」



現在。

「……。」

「どこで道をあやまったんだろう、ボクたち…。」

お〜いおいおいおい…。

彼らの作った祝福のワインは
今日も涙の味がする。



〜終〜




リィ様からいただいた妖精さん小説、第2弾ですっ!
妖精さんの苦労再び・・・(笑)またまた笑わせてくれる作品ですっ
エリーさん、酒癖悪そうね(笑)妖精さん達、がんばってるのに・・
がんばってるのに・・・(笑)結局はエリーさんには誰も逆らえませんね。
天然な裏がこうだったら本当に「恐ろしいお人だ・・・」(笑)面白いです。
ステキ妖精さん小説、ありがとうございましたーっ(^▽^


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